京都府の職員2人が、食料品などを万引きし、それぞれ罰金の略式命令を
受けていたことがわかり、京都府は6日、2人を減給の処分にしました。
処分を受けたのは、健康福祉部に勤務する32歳の女性職員と、
京都市内の出先機関に勤務する56歳の男性職員です。
府によりますと、
このうち女性職員は去年7月と9月、京都市内と大阪市内の大型商業施設で
化粧品などあわせておよそ9000円分を盗んだとして、
また男性職員は今年1月、京都市内のスーパーで、食料品およそ3800円分を盗んだとして、
いずれも罰金の略式命令を受けたということです。
京都府は、公務員の信用を失墜させたとして、
女性職員に減給10%・6か月、男性職員に減給10%・3か月の処分にしました。
府では「公務員としてあるまじき行為で申し訳ない。
再発防止に向けて、職員に注意を喚起したい」と話しています。
一方、府によりますと、職員が盗みをした場合、免職か停職処分が一般的だということですが、
府は、初めての犯行であることなどを理由に減給にとどめたとしています。
また府では内部の指針に従うとして職員の肩書きや名前なども公表していません。
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